第4回は“しゃっくり”について語ります。
しゃっくりは何故起こるのかご存じですか?
動物の中でしゃっくりが出る可能性があるのは、哺乳類だけです。
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しゃっくりは、一口に言ってしまえば、横隔膜の痙攣(けいれん)によって起きます。
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「ひくっ」という変な声が出るのは、痙攣(けいれん)が起きたときに瞬間的に声門がしまるためです。
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この横隔膜は進化の進んだ哺乳類だけが持つ仕組みです。
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横隔膜を持たない、たとえば爬虫類などは呼吸のメカニズムも単純・不完全で、
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肋骨の動きだけで呼吸をしています。
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しゃっくりは、のど、食道、胃、鼻などが何らかの刺激を受けておきる場合が多いです。
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たとえば食べ過ぎや飲みすぎでふくれた胃が横隔膜を直接押し上げてしゃっくりを起こしたりします。
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しゃっくりが止まらないと、ろくに食事もとれずに精神的にも肉体的にもダメージが大きいものです。
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また、しゃっくりの原因が、肝臓ガンや、脳腫瘍の場合もあるので、
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たかがしゃっくりとあなどっていてはいけません。
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横隔膜は、自分の意思と切り離された交感神経の支配を受けているので、
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自分の意思だけでしゃっくりを止めることは難しいとされています。
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おまけ・・・ ホントかウソか《国別しゃっくりの止め方》
- アメリカ
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「グラスの口に近いほうじゃなくて、反対側から飲む」
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- フランス
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「唾を何度も飲み込む」
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「水に砂糖を入れて飲む」
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- メキシコ
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「赤ちゃんだったら眉間に赤いもの(赤い糸、赤いテープ、赤いボタンとか)を貼る」
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- ベトナム
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「お母さんがたくさん質問をします。それにたくさん答えなければなりません。
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不思議とシャックリが止まります。」
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- 韓国
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「驚かせる、水を息つぎをしないで飲む、できるだけ息を止める」
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- ハンガリー
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「片手を上に上げながら(まっすぐ上に) もう一方の手で水を飲む」
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- 日本
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「箸を十文字に渡した茶碗の四隅から水を飲む」
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「コップの水を一気に、または息をしないで、飲む。」
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「驚かせる」
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「塩を舐める」
今回は、“しゃっくり”について語りました。
これからの季節、飲み会も多くなると思います。
《国別しゃっくりの止め方》是非お試しあれ。
いかがでしたか?
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